階段の隅切り施工

 

戸建ての玄関エリア、階段の隅切り施工をしました。

今回のお客様は、普段駐車場から車を出す際、階段にタイヤを擦ってしまうことがあり
お困りであったご様子。
タイヤと接触しやすい隅の部分を、専用の機械で斫ります。

「斫り(はつり)」: 主にコンクリートを削る・壊す・切る・穴をあける作業のこと。

現地でお客様とご相談しながら、
車の動線・隅切り後のデザイン・周囲のコンクリートへの影響など配慮しつつカット位置を決定。

今回の場合は、向かって右手、階段脇のコンクリート部分が15cmほどの幅しかないため強度が低く
階段を斫るタイミングでひびが入ってしまう可能性がありました。

また、階段に使われているタイルの型番が分からないということもあり
仕上げは同系色のタイルを用いることでご了承いただき、施工開始。


印をつけたカット位置に合わせて、階段を斫っていきます。
勢いよくやってしまうと、ほかの部分までひび割れてしまったり傷をつけてしまったりするため
力強さの中にも丁寧さが求められる作業です。

 


モルタルで整えていきます。
充分に乾かすために半日置くこともありますが、
ヒートガンを使ってしっかりと乾かすことで、今回はスピーディーに施工を進められました。


同系色のタイルで仕上げです。
また、タイヤが階段を擦った際の衝撃で入ってしまっていたひび割れなども
合わせてサービスでモルタル施工をしました。

モルタル施工は、どうしてももともとのコンクリートと同じ色にすることはできないため
できる限り施工箇所を小さく、見た目がきれいになるように整えました。

今回は、もともとコンクリートであることを想定していた階段内部が重量ブロックであったため、
予定よりもかなり早く3時間ほどで施工が完了し、お客様にもご満足いただける仕上がりとなりました。